小泉八雲展を見てきました

神奈川近代文学館で開催中の「小泉八雲展」を見てきました。

八雲の生誕からアメリカの新聞記者時代、日本への渡航、松江、熊本、そして東京時代まで、直筆資料や著作、ゆかりの人物の紹介などを含め、充実した内容でした。

八雲は一時期、東京帝大で講義を行なっていましたが、その講義を受けた教え子たちが筆録したノートも多数展示されていました。英語で詳細に記されたそれらのノートを見ていると、当時の知識人の教養の高さが偲ばれます。

また、戦後、マッカーサーの副官として来日したボナー・フェラーズというアメリカ人が、かつて八雲の著作に親しんでいたため、天皇に対する理解から東京裁判で天皇を訴追すべきではないとマッカーサーに進言した、という話も、今回初めて知りました。ある意味、八雲は日本復興の立役者と言えるかもしれません。

さて、平成16年(2004年)は、八雲没後100年という節目の年であることから、この年の文化人切手の題材に小泉八雲が選ばれました。当時は毎年、文化の日前後に、文化人切手が発行されていましたが、現在はその習慣がなくなってしまい、さびしいところです。

さて、その八雲の切手と特印を紹介しましょう。発行は、平成16年11月4日です。

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左が機械印、右が手押し印です。

この時には、同時に、古賀政男とイサムノグチの切手も発行されたため、特印には八雲とあわせてこれら三人がデザインされています。二人は、八雲が亡くなった1904年に生まれており、2004年は生誕百年という節目にあたることから、文化人切手の題材に選ばれたようです。

このように、複数の題材の切手が同時に発売される場合、特印はたいてい一種類の中にそれらの題材を詰め込んだものになってしまいますが、このように直接関連のない三人の人物を題材にする場合は、できれば特印もそれぞれの人物ごとにわけて用意して欲しいものです。

せめて、手押し印と機械印では取り上げる題材を変えて欲しいところですが、ほとんど同じデザインというのも残念。もう一ひねり欲しかったですね。

文学館へは、JR石川町の駅から山手を抜けて港の見える丘公園経由で向かいました。

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APEC開催中ということもあり、警備の警察官をそこらじゅうで見かけました。胸には、「愛媛県警」「青森県警」などの文字が。全国から応援にかけつけているようです。

文学館の前にも制服警官が二人立っていたのはちょっと驚きでした。

展示は11月14日まで。興味のある方はぜひ。

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