江戸川乱歩生誕の地

前回のブログでは、池袋の地下街で展示されている乱歩ゆかりの品を紹介しましたが、それに関連して、今日は乱歩生誕の地の風景印を紹介しましょう。

江戸川乱歩は明治27年10月21日、三重県名張で生まれました。乱歩の父が、名張町にあった名張郡役所の書記を勤めていたときに誕生した長男が江戸川乱歩(本名・平井太郎)です。明治28年6月に父の転勤で一家は亀山に引っ越してしまったため、乱歩が名張で過ごしたのは生後7か月ほどだったと言いますが、昭和27年9月、乱歩は57歳で、本格的な帰郷をはたしています。

この帰郷がきっかけとなり、名張では江戸川乱歩の生誕の地を記念する碑の建立の話が盛り上がりました。もちろん、まだ乱歩は生きていましたから、碑に刻む文章なども一緒に考えたようです。

そして、かつて乱歩の生家があった場所に、「江戸川乱歩生誕地」という文字を刻んだ石碑が建てられました。碑には、乱歩の書いた「幻影城」「うつし世はゆめ よるの夢こそまこと」という言葉も刻まれています。

石碑の除幕式は、乱歩夫妻も臨席して昭和30年11月3日に盛大に催されました。この石碑が、三重の西名張局の風景印に描かれています。

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風景印の背景に描かれているのは、赤目四十八滝。これは大小さまざまな滝が約4Kmにわたって続いている滝の名所で、風景印のデザインに選ばれたのは、赤目五瀑として有名な不動滝、干手滝、布曵滝、荷担滝、琵琶滝のうち千手滝という滝です。

赤目というのも何か意味ありげな地名ですね。調べてみると、その昔、役の行者が滝で修行をしている時に、赤い目の牛に乗った不動明王が現れたという言い伝えから、この地域を赤目と言うようになったとのことです。

また、風景印の右上に配されたもみじは、名張市の市木。ちょうど今頃は、四十八滝周辺も紅葉が始まって綺麗なのではないでしょうか。

ちなみに、この風景印を見ると、滝のそばに生誕の地の碑があるように錯覚してしまいそうですが、決してそのようなことはありません。念のため。

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