切手になった金子みすゞ(2)

2003年4月11日に、山口県のふるさと切手「みすゞとふるさと長門」が発行されました。金子みすゞ生誕百年を記念したもので、発行日の4月11日は金子みすゞの誕生日です。

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切手のデザインについては、前回のブログをご覧ください。
http://ikezawa.at.webry.info/201105/article_7.html

金子みすゞは、1903年4月11日に山口県大津郡仙崎村七百九十番屋敷(現在の長門市仙崎)に生まれました。この切手の発行にあわせて、長門郵便局では小型印が使用されました。

左側が小型印。切手の題材に選ばれた詩「大漁」に詠まれているモチーフ、鰯の群れと、それを見上げる少女が描かれています。少女の右下に、小型印の原画作者のものと思われるサインが小さく見えますが、「K」以外はちょっと読み取れません。

右は長門局の風景印。仙崎のすぐそばにある青海島の奇岩・象の鼻と、湯本温泉の史跡・大寧寺の磐石橋がデザインされています。

昭和40年に青海大橋ができるまで、仙崎と青海島の間を、人々は渡し舟で行き来していました。みすゞも、渡し舟で青海島を訪れたこともあったのでしょう。

湯本温泉は仙崎から少し内陸に入ったところにあり、応永34(1427)年に、大寧寺の住職が住吉大明神のお告げを受けて発見したものと伝えられています。この大寧寺に、寛文8(1668)年に造られた全長14.2メートルの小さな石橋「磐石橋」があります。自然石を組み合わせたこの橋は、突桁式工法の架橋技術がこの時代に日本にあったことを示す貴重な遺構とか。岩国市の錦帯橋、山口市の虹橋とあわせて、防長三奇橋の一つに数えられています。

ただ、この風景印には、みすゞにゆかりのアイテムが直接デザインされているわけではありません。全国の小学校の国語の教科書に採用され、今や外国語にも翻訳されて多くの人々のこころに感動を与えている金子みすゞ。みすゞの足跡を訪ねて仙崎にやってきた人が、みすゞの切手を貼って旅先から送る手紙に押せるような、みすゞにちなんだ風景印を作って欲しいものです。2003年に開館した仙崎の金子みすゞ記念館には、すでに90万人が訪れたといいますから、きっと需要もあるのではないでしょうか。

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