「漱石と文人たちの書画」展を見てきました

神奈川近代文学館で開催中の「漱石と文人たちの書画」展を見てきました。

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近代文学館の公式サイトはこちら。↓
http://www.kanabun.or.jp/te0528.html

下の画像は、チケットの半券。観覧料は400円でした。
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展示品は、この企画のために集められたものではなく、神奈川近代文学館自らの所蔵品とのことです。展示は大きく、「硯友社の人びと」「漱石とその周辺」「白樺派の人びと」の3部構成となっており、漱石にゆかりのある文人たちの書をはじめ、武者小路実篤など絵をよくした作家の絵画や書が多数展示されていました。漱石直筆の絵はがきも数点ありましたが、漱石自身が描いた水彩画を背景に、細かい字でびっしり書かれた本文を眺めていると、作家のこだわりや緻密な性格が垣間見えるような気がしました。

展示品が文学館の所蔵品であるためでしょうか。展示品の図録が作成されていなかったのが残念。

漱石の書簡では、漱石が子規に宛てて送った句稿の書簡が興味深いものでした。書簡の日付は1895年11月3日。長い巻紙の冒頭に、「明治28年11月2日、河の内に到り近藤氏に宿す 翌三日雨を冒して白猪唐岬に瀑を観る駄句数十」とあり、その後に興に乗って詠んだ50句あまりが列挙されています。その一つ一つに正岡子規のコメントが朱筆で書き加えられています。

「マヅイ」「拙句」「拙なり」など、なんだか批判めいたコメントが多いのが気になりますが、これは良し!と思ったものに「○」がついていたりもします。

○のついていた句は以下のようなものです。

「客人を書院に寝かす夜寒哉」

「雲来り雲来る瀑の紅葉かな」

明治28年と言えば、漱石も子規もまだ20代後半。漱石の遊び心や子規の俳句に捧げる情熱、そして二人の絆の強さが感じられる書簡でした。

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石川町駅から文学館への行き帰りには、いつもながら外人墓地や洋館を散策。ちょっとレトロな電話ボックスがあったりして、写真の被写体には事欠きません。

外交官の家の前に広がる花壇はちょうど花盛り。
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木々に囲まれたブラフ18番館。白い外壁に、緑で統一された窓枠が映えています。
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レトロな外観の電話ボックス。中にはちゃんと本物の電話があって、現役です。
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外人墓地の向こうには、マリンタワーが小さく見えます。
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港の見える丘公園周辺で見かけた周遊バス「あかいくつ」。桜木町駅からパシフィコ横浜、赤レンガ倉庫、山下公園、元町、港の見える丘公園一帯を巡回しています。乗車料金は一回100円。週末は15分間隔で運行されていますので、ベイエリア散策の足としては結構使えそうです(私は利用したことはありませんが)。
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