林芙美子展を見てきました(2)二人の日記

前回に続き、神奈川近代文学館で開催中の「林芙美子」展について、目を引いた展示品を紹介したいと思います(写真は、元町中華街駅構内に掲示されてるポスター)。

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芙美子はフランス滞在中に、パリで建築を学んでいた白井晟一という年下の青年と出会いました。遠く離れた異国の地で、同じ日本人が近くにいるというだけでも心強かったと思いますが、建築と小説という、ともにクリエイティブな仕事に携わる二人のこと、きっと話もはずんだことでしょう。

今回の展示では、そんな二人の日記が、なんと同じ日のページを開いて並べて展示してありました。

時は、1932年4月8日。この日、白井青年と会った芙美子は、「夜12時まで話す。学生らしいさっぱりした人だ。」と日記に書いています。白井晟一は1905年生まれですから芙美子の2歳年下、パリ滞在当時は26歳でした。恋多きアラサー女子と26歳の好青年が異国の地で深夜まで部屋をともにしたということで、いろいろ想像が膨らみますが、この日の白井の日記には「Fと会う」といった簡潔な記載だけが残されていました。二人の交流は、芙美子がパリを離れるまで続きましたが、一時のロマンスは芙美子にも甘い思い出として残ったことでしょう。

でも、生前はまさかこのように自身の日記が並べられて、多くの人に見られることになるとは夢にも思わなかったでしょうね。

他に、芙美子の等身大写真パネルも目を引きました。芙美子の身長はなんと143センチ。かなり小柄で、あのバイタリティあふれる姿からは意外な印象でした。

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