最初に切手に登場した「島崎藤村」

島崎藤村は文化人切手として一度切手になっていますが、それ以前にも一度切手に登場したことがあるのをご存知でしょうか。

ただし、肖像ではなく、名前です。

しかも、切手そのものではなく、切手のシートのまわりにある耳紙の部分です。

こう言うと、もうおわかりですね。先日、このブログでも紹介した、1981年2月9日に発行された「日本の歌シリーズ第8集」です。
http://ikezawa.at.webry.info/201111/article_4.html

まずはこの切手のシートをご覧ください。

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シートの上部には、歌のタイトルと作詞者、作曲者の名前がフルネームで記載されています。

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島崎藤村作詞、大中寅二作曲とあります。この詩を藤村が発表したのは1900年(明治33年)、それから時代は下って、1936年(昭和11年)7月、NHKラジオの『国民歌謡』の担当者が、作曲家の大中寅二のもとを訪れました。大中は、「椰子の実」に曲をつけて欲しいという依頼を受け、7月9日には曲を完成させたと言います。7月13日から東海林太郎が歌うこの曲が1週間放送され、その後さまざまな歌手によって歌われました。同年12月には東海林太郎が歌う「椰子の実」がポリドールレコードから発売され、広く歌われるようになりました。

さて、シートの右下を見ると、他の切手にはあまり見られないものが書かれています。

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日本音楽著作権協会
(出)許諾第7811837号

これは、切手のデザインに詩や楽譜をアレンジすることが、いわゆる著作物を印刷して配布することに該当するため、その許諾を日本音楽著作権協会(JASRAC)から正式に得た、という証です。

さすがに、切手一枚ごとにすべて記載する必要はない、という判断でしょうが、このような表示を見ると、切手が公共の印刷物であるということに、改めて気づかされます。

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