「樋口一葉ゆかりの人々」を見てきました

一葉記念館で開催中の「樋口一葉ゆかりの人々」を見てきました。

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台東区の一葉記念館は昭和36年(1961年)5月12日に開館しました。女性作家の単独文学館としては国内初の施設だったそうです。その後45年経ち、五千円札の肖像に一葉が採用されたこともあり、平成18年(2006年)11月1日に記念館はリニューアルオープンしました。今回の展示は、今年が最初の記念館の開館からちょうど50年目にあたるということで、その記念特別展として企画されたものです。

2004年頃に二階建ての旧記念館を訪れたことがありますが、新しい記念館は三階建ての直線的なデザインで、すっかりイメージが変わりました。

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近くで見ると、格子戸をイメージした外観となっており、一見モダンな中にも和のテイストを感じさせる建物です。

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展示は、一葉が生前関わった家族や歌塾萩の舎の友人たち、そして作家として一葉を認め、慕ってきた人たちを、書簡などを交えて紹介するものです。

島崎藤村から一葉の妹である樋口くにに宛てて書かれた書簡が展示されており、藤村と一葉が同時代に活躍していた人物であることを改めて知ることができました。なんと二人は同じ明治5年生まれ。一葉は24歳で夭折、藤村は71歳の長寿をまっとうしているので、なんとなく別の時代の人間のようにとらえがちですが、案外時代を共有していたのですね。

また、今回は3階の展示室で「一葉記念館50年のあゆみ」なる展示を開催しており、これが意外と楽しめました。50年前に開館した当初のパンフレットや開館時の写真、旧記念館建物の手書きの設計図、入館チケット、そして毎年11月23日に開催されている「一葉祭」の歴代のポスターがずらり。昭和30年、40年代のポスターはすべて手書きの筆文字、イラストもシンプルな線画だったものが、近年ではカラー多色刷りで派手なデザインになっており、高度成長期を経て一葉がどう受け入れられてきたか、その一端を感じることができました。

1階のミュージアムショップで、羽石光志の一葉の絵葉書を購入。旧記念館でもこの絵葉書は販売していましたが、確か光沢のあるツルツルの絵葉書で、記念押印には向いていませんでした。現在売られている絵葉書は光沢のない少しざらつき感のある用紙。押印にはぴったりです。

先日発行された国際文通週間の130円切手、鏑木清方描く「たけくらべの美登利」を貼り、台東竜泉局の風景印を押印してみました。

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この風景印に描かれているのが、まさにこの絵葉書の一葉。絵の実物も記念館の1階に展示されていますが、かなり大きなものです。

一葉記念館では、来年1月4日からまた新しい企画展「樋口一葉に魅せられた人びと」を開催するそうなので、また観覧したいと思います。

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