福岡市文学館を訪ねて

先日、福岡に出張した折、博多にある福岡市文学館を訪ねました。

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この建物、もともと文学館として建てられたものではありません。中州の対岸、昭和通沿いに建つ、福岡市赤煉瓦文化館という建物の一室が、文学館として公開されています。博多に到着したのは夜だったのですが、この文学館、夜9時まで開館しており、遅い時間でもゆっくり見学することができました。

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赤レンガに白い花崗岩の帯がめぐらされたこの建物、どこかで見たようなデザインだと思いませんか。設計者を聞いて納得。あの東京駅の設計も手がけた辰野金吾によってデザインされたそうです。

ライトアップされた外観は、東京駅を彷彿とさせますね。

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この建物、もともとは日本生命保険株式会社の九州支店として、明治40年8月に起工、明治42年(1909年)2月に竣工しました。昭和44年に重要文化財に指定されたのを機に福岡市が買収、福岡市歴史資料館として活用されていましたが、平成4年から5年にかけて復元工事が行われ、平成6年2月に福岡市赤煉瓦文化館」として開館しました。

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建物は地上2階、地下1階で、中央にドームを載せた八角形の塔が建っています。角地に建っていますが、実際に中に入ってみると、見かけよりも建物全体の規模は小さく感じました。

その一階の中で一番広い事務室が文学館の展示スペースとして使われていました。私が訪問した時には、旧制福岡高校で教壇に立った浦瀬白雨と秋山六郎兵衛の関連資料を展示していました。

下の写真は玄関ホール。左手の受付のようなカウンターの向こうが、かつての保険会社の事務室だったところで、現在文学館の展示スペースとして公開されています。

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展示室では、大型のパネルで福岡ゆかりの文学スポットを一覧できるようになっており、また全国の文学館や文学に関連した企画展の図録が自由に手にとって閲覧できるスペースもあります。入館料金は無料ですので、時間のあるときにゆっくり見に来ても楽しめるスポットです。

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建物の2階は文学館ではありませんが、会議室などが復元されており、こちらも自由に見学することができます。建物そのものを楽しむ文学館として、一見の価値ありです。

次回、建物の内部を少し詳しく紹介したいと思います。

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