テーマ:文学

大佛次郎の墓を訪ねて~著名人の墓探しのテクニック

大佛次郎は1921(大正10)年、結婚を期にそれまで住んでいた東京を離れ、鎌倉に移りました。「大佛次郎」は野尻清彦の数あるペンネームの一つで、デビューから数年の間に書かれた百作に近い長短編では17のペンネームを使い分けていました。1924(大正13)年に事実上のデビュー作となる大衆小説「隼の源次」を執筆した際、鎌倉長谷の大仏の裏手に居を…
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スタンプショウで「風景印文学散歩」展示中

本日まで浅草で開催中のスタンプショウ2012にて、風景印と文学をテーマとしてまとめた作品『風景印文学散歩』を展示しています。 このブログでも紹介してきた文学テーマの風景印を、関連する資料とともに多数展示しておりますので、ぜひご覧ください。 本日15時15分からは、作品前でトークも予定しています。
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福岡市文学館の内部見学

先日のブログで紹介した福岡市文学館。明治42年2月に竣工した当時は、日本生命保険株式会社の九州支店として利用されていたこの建物、アール・ヌーボー調の階段手すりやカーテンを始めとする内装の大部分が建築当時の仕様に復元されており、一見の価値ありです。一階にある文学館の展示室は前回紹介しましたので、今回は二階にある部屋を見て行きましょう。 …
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福岡市文学館を訪ねて

先日、福岡に出張した折、博多にある福岡市文学館を訪ねました。 この建物、もともと文学館として建てられたものではありません。中州の対岸、昭和通沿いに建つ、福岡市赤煉瓦文化館という建物の一室が、文学館として公開されています。博多に到着したのは夜だったのですが、この文学館、夜9時まで開館しており、遅い時間でもゆっくり見学すること…
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台東区の一葉の記念碑を訪ねて

前回のブログで紹介した一葉記念館の周辺には、一葉にちなむ記念碑がいくつか建っているので紹介しましょう。 まず、記念館の向かいに建つ一葉記念碑。 これは昭和11年7月に地元の有志により菊池寛の撰文で建てられた碑が戦災で破損したので昭和24年に再建されたものです。碑文を読んでみましょう。 「ここは明治文壇の天才樋口…
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「萩原朔太郎展」~酒飲みだった朔太郎

世田谷文学館で開催中の萩原朔太郎展を見てきました。以前、前橋の朔太郎生家跡を訪ねた折に、前橋文学館で朔太郎ゆかりの品々を見てはいましたが、今回はまたいろいろな発見があったので紹介したいと思います。 世田谷文学館は今回が初訪問でした。これまでも興味深い企画が開催されるたびに気にはとめていましたが、今回ようやく足をはこぶことが…
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林芙美子展を見てきました(2)二人の日記

前回に続き、神奈川近代文学館で開催中の「林芙美子」展について、目を引いた展示品を紹介したいと思います(写真は、元町中華街駅構内に掲示されてるポスター)。 芙美子はフランス滞在中に、パリで建築を学んでいた白井晟一という年下の青年と出会いました。遠く離れた異国の地で、同じ日本人が近くにいるというだけでも心強かったと思いますが、…
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島崎藤村と懐古園~「田中君」の謎

島崎藤村は、明治32年4月、信州北佐久郡小諸町にある小諸義塾に教師として赴任しました。この小諸義塾のそばには、小諸城の跡地である「懐古園」があり、藤村も学生を連れてたびたびここを訪れています。 藤村の代表作の一つ、「千曲川旅情のうた」の冒頭には、「小諸なる古城のほとり 雲白く遊子かなしむ」とありますが、この「小諸なる古城」が懐古園…
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「学習院と文学~雑誌『白樺』の生まれたところ」展を見てきました

学習院大学の敷地内にある、学習院大学資料館で開催されている「学習院と文学~雑誌『白樺』の生まれたところ」を見てきました。今年は、雑誌『白樺』が刊行されてちょうど100年にあたることから、この展示が実現したようです。 http://www.gakushuin.ac.jp/univ/ua/new.html#gakushuintobun…
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石川啄木のフレーム切手

今年は、石川啄木が歌集『一握の砂』を刊行して100年目にあたります。それを記念して、フレーム切手が発行されましたので紹介したいと思います。 『一握の砂』は、1910年 (明治43年)に刊行された石川啄木の第一歌集です。このとき、啄木は24歳。三行書きによる独自の形式が話題となり、多くの歌人が影響を受けています。啄木より10…
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伊藤整の文学碑

作家、伊藤整は、1905(明治38)年1月16日、北海道の松前郡に生まれました。この伊藤整生誕の地の碑をデザインした風景印がありますので紹介しましょう。 塩谷局の風景印に、「伊藤整文学碑」とぶどう、塩谷の海岸風景がデザインされています。塩谷海岸一帯は100メートル前後の断崖絶壁が続き、多くの岬や入江によって彩られた景勝地で…
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島崎藤村の旧居探訪 大磯編(2)

前回に引き続き、大磯にある島崎藤村の旧居を紹介したいと思います。今回は、建物と庭を見ていきましょう。 低い門をくぐり、母屋沿いに延びる飛び石を歩いていくと細い格子戸の正面玄関が見えてきます。建物保護のため、一般の見学者は内部に入ることはできませんが、書斎や広縁をめぐらせた居間を庭から眺めることができます。 四…
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島崎藤村の旧居探訪 大磯編(1)

島崎藤村は、晩年を大磯で過ごしました。この旧居は、現在も残されており、自由に見学することができます。私の家がある藤沢からも比較的近いのですが、このたびようやく見学してきましたので紹介したいと思います。 昭和16年(1941)1月14日、藤村は初めて大磯にやってきました。休養のため湯河原を訪れる途中、知人の天明愛吉や菊池重三郎に誘わ…
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島村抱月とカチューシャの唄

日本近代劇の普及に大きな功績を残した島村抱月。今日は、そんな抱月の生誕の地の小型印を紹介しましょう。 島村抱月は、島根県那賀郡小国村(現在の金城町小国)で生まれました。現在、浜田市金城町には、島村抱月にゆかりのある場所に説明板が設置され、「島村抱月文学散歩コース」が設けらています。小型印にデザインされているのも、これらの解…
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一葉切手の使用例

前回紹介した樋口一葉の文化人切手、今日はその使用例を紹介しましょう。 この切手が発行された当時は、国内封書料金が8円でしたので、通常の郵便物に一枚貼りで使える切手でした。もともと、普通切手と同様に広く使ってもらうことも意識して、発行枚数も、当時の記念切手の平均的な発行枚数である300万枚に比べて、3,000万枚と、かなり多めです。…
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樋口一葉の小型印

11月6日から14日まで、目白の切手の博物館で開催されていた「切手で楽しむ文学展」では、文学にちなんだ小型印が使用されました。 これは、昭和26年4月10日に発行された、樋口一葉の文化人切手をデザインしたものです。会場のポスターにもこの切手がアレンジされていました。 せっかくなので、2006年に一葉記念館がリ…
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切手に描かれたサン=テグジュペリ

サン=テグジュペリは、その出身地フランスだけでなく、さまざまな国の切手に登場しますが、今日はその中から、イスラエルが発行した一種を紹介しましょう。 これは、その切手の15枚フルシートです。 イスラエルの切手には、たいていタブ(余白)にもその切手にちなむ図柄がデザインされているのですが、この切手にも、タブになにやら書か…
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サン=テグジュペリが飼っていたキツネ

今回はちょっと趣向を変えて、海外文学をテーマにとりあげてみたいと思います。 昨日(4月23日)から、浅草の都立産業貿易センターでスタンプショウ’10が開催されています。 http://yushu.or.jp/event/s_show10/index.htm このスタンプショウでは、昨年から審査員を担当することになり、今年は…
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尾崎一雄文学碑と宗我神社

前回のブログで紹介した尾崎一雄の書簡。この書簡が差し出された地を訪ねてみました。 JR御殿場線の下曽我駅から徒歩10分ほどのところに、宗我神社の一の鳥居があります。この鳥居をくぐった右手に、尾崎一雄の文学碑があります。 この碑は、昭和56年4月26日、尾崎一雄が81歳の時に建立されました。文学碑や句碑の類は、…
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太宰ゆかりの雄山荘跡を訪ねて

神奈川県小田原市下曽我の雄山荘が全焼したというニュースに衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか。 http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/091226/dst0912260947002-n1.htm 火災のニュースでは、まだ焼け残った門が映し出されていましたので、現地を訪問してみ…
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陸羯南の年賀状

あっという間に1月も終わってしまいました。年賀状の季節もすっかり過ぎてしまいましたが、今回は明治時代の年賀状を紹介したいと思います。 これは、陸羯南(くがかつなん)が差し出した年賀状です。陸の本名は、陸實。明治時代に、新聞「日本」を発行していたジャーナリストです。俳人正岡子規を世に送り出すのに大いに貢献した人としても有…
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実は三箇所あった高浜虚子の旧居跡

前回のブログで紹介した、鎌倉由比ガ浜の虚子庵跡ですが、実は、虚子は50年間同じ場所に住んでいたわけではなく、二回引越しをしていることがわかりました。 虚子が鎌倉に移ったのは、明治43年。子供が病弱であったため、また、國民新聞社に入ってしばらく離れていた句誌「ホトトギス」を立て直すべく、気分を一新するために、鎌倉に移り住むことにした…
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高浜虚子と江ノ電

七草を過ぎて、昨日は鏡開き。そろそろ正月気分も抜ける頃かと思いますが、せっかくの年初なので、歳初めにふさわしい俳句とその句碑を紹介したいと思います。 最近、NHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」で秋山兄弟の出身地として注目をあびている松山は、ドラマにも登場する正岡子規を筆頭に、高浜虚子、河東碧梧桐など多くの俳人を生んだ土地でもあり…
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与謝野晶子と堺(4)ミュシャと晶子

JR阪和線堺市駅前に、与謝野晶子文芸館があるというので、足をのばしてみました。 駅を降りて、改札階と陸橋で繋がったベルマージュ堺というビルに向かいます。この弐番館に、堺市立文化館なる施設があり、ここに「与謝野晶子文芸館」「アルフォンシュ・ミュシャ館」が併設されています。 文芸館は、ビルのワンフロアとい…
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与謝野晶子と堺(3)千利休と山之口商店街

先日、堺にある与謝野晶子の生家跡とゆかりの寺を紹介しましたが、堺には他にもいろいろゆかりの場所が残されていますので紹介しておきましょう。 晶子の生家跡から徒歩数分、宿院の交差点から少し南西に入ったところに、千利休が住んでいたと伝えられている場所があります。駅前で入手した地図を頼りに、足をのばしてみました。建物の谷間にポッカリ現れる…
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与謝野晶子の歌碑を描く風景印

与謝野晶子は、明治21年、堺女学校に入学しました。この女学校、明治33年に堺市立堺高等女学校となり、明治45年に府立、昭和23年には共学となり、名称も大阪府立泉陽高等学校となり、現在に至ります。 先日、府立泉陽高校のそばにある堺材木町郵便局を訪れました。この局の風景印には、前回も紹介した、堺旧灯台のほかに、なにやら碑のようなものが…
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与謝野晶子と堺(2)

前回のブログで紹介した与謝野晶子の生家跡の碑ですが、どうやら以前は少し違う場所にあったようです。 先日入手した大谷晃一著『大阪文学散歩』(保育社 カラーブックス 昭和56年11月5日発行)を見ていると、例の晶子の生家跡の碑の写真が掲載されていました。 私が訪れた2009年12月時点では、以下のような状況でした…
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与謝野晶子と堺(1)

去る12月7日は、与謝野晶子の誕生日でした。それにちなみ、今回は先日訪れた与謝野晶子の生家跡を紹介しましょう。 晶子が生まれたのは今から130年ほど前、1878年になります。生家は、当時の堺県甲斐町46番屋敷にあった、駿河屋という菓子商でした。鳳(ほう)宗七の三女として生まれた晶子は、幼名を「志よう」といいました。したがって、本名…
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『坂の上の雲』に登場した書簡(2)

先週の日曜から放映が始まったドラマ『坂の上の雲』。一昨日はその第二回目でした。学生時代の塩原金之助(夏目漱石)が登場し、正岡常規(子規)と寄席に通うエピソードなどが登場しました。 さて、第一回目に登場する三通の書簡、その二つ目は、上京した正岡子規が松山の実家に宛てて出した手紙です。菅野美穂扮する子規の妹の律がこの手紙を取り出し、秋…
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『坂の上の雲』に登場した書簡(1)

先日の日曜日から、NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』の放映が始まりました。秋山兄弟とともに、香川照之扮する正岡子規が出演し、興味深く拝見しました。今晩が第二回の放送ですが、本ブログでは、前回のドラマに登場した手紙について、少し述べてみたいと思います。 作家の直筆書簡のコレクターとしては、こうしたドラマに登場する書簡に、どうしても…
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