斎藤茂吉と山形

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明治15年、山形県金瓶(かなかめ)に生まれた歌人斎藤茂吉は、昭和28年(1953年)に亡くなるまでの70年で17,000首もの歌を残しました。平成15年(2003年)11月4日に発行された文化人切手の一枚には、ちょうど没後50年にあたる斎藤茂吉の肖像が選ばれました(写真)。

茂吉の姓は守谷ですが、14歳で上京し、同郷の医師斎藤紀一のもとに養子として迎え入れられて、斎藤姓になります。茂吉も医師として養父の後を継ぎますが、肉体的に人間を見つめることは、一方で人間とは何かを考え、精神としての人間を歌という形で追及する源泉になったのかもしれません。

切手には、愛用のパナマ帽をかぶった晩年の茂吉の肖像、背景には、蔵王の山並み、そして、蔵王熊野岳山頂に立つ歌碑に刻まれた歌「陸奥をふたわけざまに聳えたまふ 蔵王の山の雲の中にたつ」が茂吉の自筆でアレンジされています。現在、全国には120を越える茂吉の歌碑が建っているそうですが、この蔵王山頂に立つ歌碑は、茂吉の生前に建てられた唯一のものです。

4月24日~26日まで、浅草にて開催されている「スタンプショウ」に、この茂吉の生涯を紹介するワンフレームの作品を展示しておりますので、興味のある方はぜひごらんください。青山脳病院時代、山形疎開時代の茂吉直筆のはがきや、歌人仲間だった島木赤彦の直筆はがき、「アララギ」の茂吉追悼号など、切手以外のマテリアルも満載です。

http://yushu.or.jp/event/s_show09/index.html

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この記事へのコメント

すてと
2009年04月26日 10:07
ご案内いただきましたので、早速拝見しました。
斎藤茂吉といえば私のテーマ「医学切手」の1枚でもあります。
文学者と「医学」の関係は結構ありそうですから、これからも楽しみに拝見させていただきます。
2009年04月28日 02:53
すてとさま

さっそくご覧いただきまして、ありがとうございます。
ご指摘のように、医者で作家、病院や病気に関わりのある文学などはいろいろありそうです。今後とも、よろしくお願いします。

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  • 斎藤茂吉展を見てきました

    Excerpt: 神奈川近代文学館で開催中の「茂吉再生 -生誕130年記念斎藤茂吉展-」を見てきました。 Weblog: 切手と文学 racked: 2012-06-01 08:09