『坂の上の雲』に登場した書簡(1)

先日の日曜日から、NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』の放映が始まりました。秋山兄弟とともに、香川照之扮する正岡子規が出演し、興味深く拝見しました。今晩が第二回の放送ですが、本ブログでは、前回のドラマに登場した手紙について、少し述べてみたいと思います。

作家の直筆書簡のコレクターとしては、こうしたドラマに登場する書簡に、どうしても目がいってしまいます。正岡子規の書簡も、できれば手に入れたいアイテムの一つですが、漱石と並んでその希少性は高く、仮に市場に出ても100万はくだらないランクですから、素人にはなかなか手が出せません。

さて、ドラマの第一回で登場した手紙は3通。

まず第一通めは、正岡子規宛の書簡。松山でくすぶっていた16歳の正岡子規は、上京の希望を書き連ねた手紙を東京に住む叔父加藤拓川に送っていましたが、その叔父から、子規のもとに上京についての同意が届く場面です。時は明治16年(1883)6月。書状の郵便料金は、明治16年1月1日に1銭から2銭に値上げされ、明治32年4月1日に3銭に値上げされるまで変わっていませんので、この当時は2銭、ということになります。この当時、もっとも多く使われていたのは、明治16年1月1日に発行された、いわゆる「U小判切手」の赤い2銭切手です。ドラマに登場した手紙にも、この赤い切手が貼られているように見えます。

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宛名は、正岡子規の本名、正岡常規となっていますね。

さて、あとの二通は、子規から妹律に届くはがき、そして秋山好古から父親(秋山久敬)宛に届く手紙です。詳細は次号にて。


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