泊原発のエコーはがき5連発

先日、北海道に帰省した折、昔集めていたエコーはがきを整理していたら、泊原発のエコーが何枚も出てきました。

北海道泊村にある泊原発は、今年の1月に定期検査に入った3号機の営業運転再開をめぐって議論が続いていますが、先週17日、道知事が営業運転再開を容認したと報じられたのは記憶に新しいところです。東京電力福島第一原発の事故以来、原発の営業運転再開は全国で初となるそうです。

さて、私の手元にある泊原発エコーは、1号機が運転を開始した1989年前後のものです。当時は毎月のように全国でエコーはがきが発売されており、エコーはがきという広告媒体が人々の目に触れる機会は、現在よりはるかに多かったと思われます。1989年当時、私は札幌の高校に通っていましたが、道内では少なからず反対運動があったように記憶しています。

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一枚目のエコーは、1989年3月10日に発行されました。泊原発1号機の運転開始は同年の6月22日ですから、それに先立って原発の周知のために発行されたものと思われます。原子炉をイメージしたキャラクター「とまりん」とキャッチフレーズ「応援します、北の明日。」がデザインされています。

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二枚目は、1989年8月15日の発行。1号機が営業運転を開始した直後です。「元気です、北のエネルギー」とあります。よく見ると、葉書の料金が41円に値上がりしています。1989年4月1日、消費税導入にあわせ、はがきは40円から41円に、封書は60円から62円に値上げされました。エコーはがきの売価は差出人用の郵便番号枠の左側に記載されていますが、広告料を差し引いて値引きされており、はがき40円時代は35円、41円時代は36円で販売されていたことがわかります。

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三枚目は、1989年11月15日発行。キャッチフレーズは「大きな夢へ、快調ペース」とあり、泊原発の航空写真がアレンジされています。この当時、2号機はまだ建設中で、2009年に運転開始した3号機はもちろん写っていません。

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四枚目は、1990年3月26日発行。「徹底チェックで大きな安心」というキャッチフレーズとともに、年一回、三ヶ月間原子炉の運転を止め定期検査を行なっていることがアピールされています。原子力発電の安全性をアピールするために、エコーはがきという媒体が一役買っていたことがわかります。

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五枚目は、1990年8月10日発行。「確かな技術で、針路を未来へ -泊発電所2号機運転開始-」とあり、ウインドサーフィンで軽快に波に乗るとまりんがデザインされています。2号機が営業運転を開始したのは1991年4月12日ですので、それまで少し期間がありますが、原子炉そのものの運転がこの時点で始まっていたということかもしれません。

エコーはがきによって、「とまりん」の周知度はアップしたのでしょうか。将来、人類のエネルギー資源がどのように変わってくるのか、原子力の平和利用は可能なのか、そんなことを考えさせてくれるエコーはがきでした。

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