林芙美子展を見てきました(1)郵便局でのフランス語会話

先日の体育の日に、神奈川近代文学館で開催中の「没後六十年記念展 いま輝く林芙美子」展を見てきました。

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祝日にもかかわらず非常に空いていて、ゆっくりと展示を見ることができました。

芙美子は1931(昭和6)年、単身フランスに渡り数ヶ月パリで生活していましたが、その時使っていた手帳(フランス語練習帳)が展示されていました。

たまたま展示のため開かれていたページに、チーズ、ハム、ソーセージ、葱、卵などの食品用語に混じって、官製はがき、切手などの単語がメモされていました。官製はがき(Carte de postale)には「カルト デ ポスタル」、切手(Timbre)には「タムブル」などとカタカナで読み方も併記してあります。他に「九十文の切手を五枚ください(Donnez-moi cinq timbles a quatre-vingt-dix centimes)といった用例も、細かい字で書き込まれていました。当時、フランスから日本宛のはがき一通の代金は90サンチームでした。日本へ絵はがきを書いて出す際に、郵便局でよく使う会話だったのでしょう。

また、「書留」(recommande)、「どこが書留の窓口ですか」などというメモもありました。これなども、現地で書いた原稿をしばしば書留で日本の編集者宛てに送っていたらしいので、必要不可欠な会話だったと思われます。サンチームという単位を「文」とよび慣わしていたこともわかって、興味深い手帳でした。

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