『野口英世の生涯』全48リーフ公開中

野口英世はこれまで日本では三回、切手にとりあげられています。また、海外でも、エクアドルやガーナなど、英世にゆかりのある国で何度か切手の題材になっています。

以前、雑誌の連載記事で英世を取り上げることになり、猪苗代湖畔にある英世の生家や記念館、母校の小学校、墓、英世が青年時代を過ごした会津若松の病院などを取材してまわったことがありました。その際に撮影した写真や関連して収集した古い絵はがきなどをもとに構成してまとめた作品『野口英世の生涯』全48リーフが公益財団法人日本郵趣協会のサイトで公開されていますので、興味のある方はごらんください(作品は一ヶ月おきに入れ替えのため、私の作品公開は10月末まで)。

http://yushu.or.jp/virtual/index.html

これは今年4月に開催されたスタンプショウ'11で、審査員出品として展示した作品ですので、実際にご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、今回は、その中からいくつかのマテリアルを紹介したいと思います。

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このカバーは、平成20年5月23日に発行された第1回野口英世アフリカ賞記念切手の初日実逓カバーです。右に貼られたゴールド地の二枚連刷の切手が、この賞を記念して発行されたもので、英世の肖像とアフリカの地図、顕微鏡がデザインされています。アフリカの地図の上に見える白い文字は英世のサインです。また、切手の左右の余白部分にもアフリカの地図が印刷されでおり、並べて貼った時にはまるで4枚の切手が貼ってあるように見えなくもありません。

その左に貼ってある80円切手は平成11年(1999)9月22日に発行された20世紀シリーズの中の一枚。さらに110円切手を貼り足して、封書の速達料金である350円(封書料金80円+速達料金270円)としてあります。

押されている消印は、第1回野口英世アフリカ賞記念の機械特印。手押し特印と違って精密な描写が可能な機械特印は、このような肖像のデザインには適していますね。

ちなみに藤沢局のローラー印は到着印。なぜローラー印を使ったのかはわかりませんが、これはこれで悪くはないですね。結果的に賑やかなカバーとなりました。

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上にあげたのは、エクアドルが1976年に発行した野口英世切手の初日カバーです。1918年、英世は黄熱病の治療と予防を目指して、アメリカから南米のエクアドルに赴きました。エクアドル到着9日後に病原体を発見し、血清の製造に成功した英世は、多くの人命を救ったという功績でエクアドル名誉大佐に任命されるなど熱烈な歓迎を受けました。このように、エクアドルに貢献した人物ということで、英世の生誕100年であった1976年に切手の発行が企画されたのでしょう。

ちなみに、現在1000円札の肖像のもとになった写真は、この時エクアドルで撮影されたもので、英世はこの写真を気に入り、サインを入れて配っていたと言います。

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